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女子72kg級 浜口京子(はまぐち・きょうこ)

説明無用の“クイーン・オブ・レスリング”! 逆境を乗り越え世界一奪還を目指す


 【生年月日・年齢】1978年1月11日、29歳

 【出身】東京都

 【所属】ジャパンビバレッジ

 【身長】170cm

 【成績】ボディビルからレスリングへ。1995年に世界選手権70kg級に出場する機会を得て13位(2戦2敗)。96年にアジア選手権70kg級で優勝し、全日本選手権同級でも初優勝。同年の世界選手権は2勝2敗で7位

 97年、階級区分変更にともなって最重量級の75kg級にアップし全日本選手権で優勝。世界選手権でも初優勝し、99年まで3連覇。98年には国際レスリング連盟の最優秀選手賞を受賞した。

 00年の世界選手権75kg級は3位に終わり、01年も4位となって世界一奪還ならなかったかが、02年にアジア大会とワールドカップの72kg級(以下同じ)で優勝し、世界選手権で3年ぶりにチャンピオンに返り咲いた。

 03年に5度目の世界一へ輝いたが、続くワールドカップは3位。04年、プレ五輪とアジア選手権で優勝し、アテネ五輪で銅メダルを獲得した。その後のワールドカップでも優勝し、全日本選手権で9度目の優勝を飾った。

 05年はジャパンクイーンズカップに勝ち、ワールドカップで優勝し、世界選手権は2位。その後の全日本選手権で10年連続10度目の優勝を達成し、天皇杯を受賞した。

 06年はアジア選手権で優勝したあと、ワールドカップの個人順位、世界選手権、アジア大会ともに2位。しかし07年のアジア選手権でアテネ五輪金メダリストの王旭(中国)を破って優勝。4年ぶりの世界一奪還に向けて弾みをつけた。

 
【記録メモ】今回が世界選手権へ12大会連続12度目の出場で、これは世界で浜口の独壇場。過去10大会連続10度の出場はレネ・オーネス(ノルウェー)が1995〜2005年にかけて記録していたが、昨年途切れた。世界選手権と五輪を合わせた13年連続13度目の出場も当分破られそうにない。

 また世界選手権と五輪で9個のメダル(金5・銀2・銅2)を獲得しているが、これは吉村祥子の「金5・銀1・銅3」(いずれも世界選手権のみ)と並ぶタイ記録。


最近の国際大会成績


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